この記事は
- 豆腐の離乳食の作り方を知りたい
- どの豆腐を使えばいいかわかんない
- 豆腐のアレルギーってあるの?
という疑問を解消しします。
こんにちは、管理栄養士のゆう(@espr_life)です。
豆腐の離乳食は手軽に手に入る食材なこともあり、赤ちゃんが初めて食べるたんぱく質になることが多いです。
人生初たんぱく質、美味しく食べてもらいたいですよね。
いざ離乳食を作ろうと思ってスーパーに買いに行くと国産大豆、外国産大豆、充填豆腐、木綿豆腐、絹豆腐など様々な種類の豆腐が売っていて迷ってしまいます。
わたしは買いに行ったけどわからず結局買わずに帰ってきた記憶があります。
今回は豆腐の離乳食についてまとめました。
豆腐の離乳食はいつから食べれるの?
豆腐の離乳食は離乳食初期のごっくん期から食べることができます。
おいしい豆腐の選び方
スーパーでよく見る豆腐は2種類あります。
木綿豆腐:表面に布の跡がついているのが特徴。水分が絞られているので固め。
絹ごし豆腐:濃い豆乳で作られている。滑らかで柔らかい口当たり。
この2種類の中で初めての離乳食にぴったりの豆腐は絹ごし豆腐。
木綿豆腐が悪いわけではありませんが、絹ごし豆腐のほうが柔らかく食べやすいのでこの豆腐をおすすめします。
また、お豆腐の原材料である大豆は外国産と国産のものがあります。
国産のもののほうが味が良いのでわたしは国産大豆で作られた豆腐をおすすめします。
豆腐の栄養
下の表は塩化マグネシウムで固められた絹ごし豆腐100gの栄養成分になります。
エネルギー | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 | カリウム | マグネシウム | 葉酸 | 食物繊維総量 |
62kcal | 5.3g | 3.5g | 2.0g | 150mg | 75mg | 12μg | 0.9g |
引用:日本食品標準成分表2015年版(七訂)
木綿豆腐のほうがたんぱく質含量が多いので、離乳食に慣れてきたらこっちに変えると良いかもしれせん。
豆腐はアレルギーがでる?
豆腐はアレルギーがでることがあります。
豆腐で出る可能性があるのは大豆アレルギー。
蕁麻疹や湿疹、かゆみ、下痢などが現れます。
蕁麻疹や湿疹、下痢は目で見てわかりますがかゆみはわかりませんよね。
赤ちゃんの様子がいつもと変りないかよく観察して、何をしても泣き止まないなどいつもと違う雰囲気があるようであればお医者さんにかかりましょう。
豆腐の離乳食を作るのに準備するもの
豆腐の離乳食を作るのに必要なものはこちら。
- 豆腐
- 鍋
- ザル(裏ごし用)
- おたま
- ヘラ(スプーンの裏で代用可)
- お皿2枚(茹で上がったものを置く用と裏ごしをキャッチする用)
豆腐の離乳食は冷凍保存ができないため大量に作ってもストックできずその日のうちに消費しなければなりません。
なので用意する豆腐は大きいパックに入っているものではなく、小さいパックで小分けになっているものがおすすめ。
いろんなスーパーを見ましたがわたしが今まで見つけた中で一番小さく小分けになっていたのはVALUE PLUSの豆腐。

国産大豆100%使用でそこまでお高くなかったので重宝しています。
豆腐の離乳食の作り方
豆腐の離乳食の作り方は2通り。
茹でる方法と電子レンジでチン。
初めて赤ちゃんにあげる豆腐は少しなこと、ゆでるよりも時間がかからないことを考えると電子レンジでの調理をおすすめします。
調理の前に下準備をしましょう。
豆腐の離乳食の作り方:下準備
豆腐の離乳食の下準備は簡単。
「パックから出して切る」だけ。
豆腐の離乳食の作り方:豆腐に火を通す
茹でる場合
- 鍋に豆腐が隠れるくらいのお湯を沸かす
- 沸騰したお湯に豆腐を入れてゆでる
湯豆腐を作っているときのようにしてください。
沸騰が激しすぎると泡で豆腐が崩れてしまうので火加減を調節しましょう。
電子レンジの場合
- 少し深めのお皿に切った豆腐を置く
- 豆腐の半分くらいまで水を入れる
- 500W15秒くらいチンする
チンしたお豆腐が熱々だったらOK!
もしまだ冷たいようなら追加でチンします。
包丁で切らず赤ちゃんが食べる分だけスプーンで掬って水入れてレンチンするととっても楽。
豆腐の離乳食の作り方:豆腐をペースト状にする
豆腐をペースト状にするのは簡単。
ザルで裏ごしするだけ。
裏ごしするとこんな感じの豆腐の離乳食ができます。

裏ごしで使ったザルをそのまま放置して穴に豆腐が挟まったまま乾燥してしまうと洗ってもなかなか取れなくて大変。
すぐに洗わなくてもいいので水につけて乾燥を防ぎましょう。
(我が家はやらかしてしまいました…離乳食作るよりも穴から豆腐を出すほうが大変なので本当に気を付けて)
豆腐の離乳食は冷凍できる?
上記に書いた部分もありますが、豆腐の離乳食は冷凍できません。
なぜかというと、豆腐は冷凍すると食感が変わるから。
解凍するとスポンジのようになり食べると固い口当たり。
まずいわけではありませんが赤ちゃんの離乳食には不向きになります。
幸い豆腐の離乳食は作るのが簡単なので赤ちゃんにあげる際はその都度作ることをおすすめします。
さいごに:豆腐でたんぱく質を摂取しよう
これまで書いてきたことをまとめます。
- 豆腐は絹ごし豆腐を選ぶ
- 大豆アレルギーが出ることがある
- 豆腐の裏ごしは簡単
- 豆腐の離乳食は冷凍保存できない
大豆アレルギーが少し怖いので初めて与えるときは1さじ、もし家族に大豆アレルギーの方がいて心配な場合はほんの少しから始めてみましょう。
我が家の娘に初めてあげたときは「ん…無味…?」のような顔をしてベロっと吐き出されてしまいました。
おかゆや野菜はほのかに甘味や苦みなど味があるので食べてくれていたのかなと思い、2回目にあげるときは粉末の和風だしを混ぜてあげてみるとすんなりもぐもぐ。
出汁でなくてもお野菜と混ぜたりしても味がついて食べやすくなるのでもし「うちの子豆腐オンリーだと食べてくれない」ってご家庭が合ったら試してみてください!
離乳食、大変ですが一緒にがんばりましょう。